Zoomイベント「こえのWA」第4回開催のご報告

お知らせ

株式会社インサイトキッチンC.h.e.fは、2025年10月22日(水)に開催された炎症性腸疾患(IBD)啓発ウェビナー『こえのWA』の企画・プロデュースを担当いたしました。

「こえのWA」は、IBDとともに生きる患者さんやその家族、関係者が、診察室でもSNSのコメント欄でもない“安心できる場”でリアルな声を語り合うことを目的としたZoomイベントです。タイトルの「WA」には、「輪・和・笑・話・我・環」という6つの意味を込め、対話によってつながる温かなコミュニティづくりを目指しています。

第4回目となる今回のテーマは”合理的配慮”ってなあに?〜「孤立」をなくす「声」と「対話の輪」~
IBD患者(潰瘍性大腸炎・クローン病)さんやNPO法人難病サポートこころわ代表の方、任意団体C.I.Pの代表の方、 アカデミア代表として産業医大の教授やIBD指導医の先生、そして一般の生活者としての目線で参加いただき、多様な視点が交わる「対話の場」となりました。

「合理的配慮」と聞くと、
・制度として難しそう
・特別な人だけに関係するもの? といった印象を持たれがちです。
しかし、対話の中で何度も出てきたのは、“合理的配慮=特別扱いではなく、思いやりのある社会をつくるための視点”という気づきでした。

IBDに限らず、どんな人にも不調や制約がある日はあります。
ちょっとした配慮があるだけで、誰かが無理せず生活できる。
その積み重ねが、すべての人にとって「暮らしやすさ」へとつながる。そんな前向きな視点が共有されました。


イベント中では、「学校・職場・地域で誰にも相談できず、静かに孤立してしまう人がいる」という課題も語られました。
だからこそ、
・隠された困りごとに気づくこと
・安心して悩みを話せる場があること
・当事者の声を受け止めるコミュニティが広がること が重要であると、登壇者全員が実感をともにしました。
今回の対話は、“孤独を減らすための第一歩”をつくる時間となりました。

今後も「こえのWA」は毎月開催を予定しており、次回は**2025年11月20日(木)**
そして**2025年12月12日(金)**を予定しています。

インサイトキッチンC.h.e.fでは、疾患啓発におけるコミュニケーション支援を通じて、より多くの「想いがつながる場所」をつくってまいります。

このようなイベントプロデュース、報告・分析レポート作成にご興味のある方は、お問い合わせお待ちしています!